TUSAのインフレーターボタンが潮つまり等でエアーが入りっぱなしになる意外な理由

私のBCはSCUBAPROですがボタン部は約20年前からこのTUSAタイプに替えています。



柔らかいボタン操作性とメンテナンスのしやすさが気に入っています。

ただどのBCボタンでも同じですがメンテナンスしなければ潮や砂などの異物により
作動不良を起こすことがあります。

レギュレータと同じように1年に1回のオーバーホール(分解洗浄&部品交換)は必要
なのですが意外にBCだけは出さない、という方もおられるようです。

BCのトラブルで最も危険なのが、
BC内に空気が入りっぱなしになることです。

少量だと空気を抜けば対応できますが、大量になると間に合わず急浮上につながります。

このトラブルになる原因としては、簡単に言うと内部に残った海水(塩分)が固体になり、
部品内部に詰まることです。

それを防ぐためは、使用後の洗浄ポイントをおさらいします。

私がやっている方法は、タンクに接続しエアーを通した状態で、
真水の中につけ給気・排気ボタンを数回押します。

そしてさらに水道ホースを排気部から入れ水流で10秒ほど流しながら同じように
給排気ボタンを数回押します。

最後に水から上げて、陸上でまたまた給排気ボタンを数回押します。

当然エアーを通してやった方が効果的ですが、
リゾートなどでタンクが接続できる環境にない場合でも全く同じようにしています。

(あくまでこのタイプのボタンに限った話です。)

この水洗い法で私は約20年、常に良い状態でダイビングが出来ています。

ただ、水洗いはきちんとしているつもりでも、
空気が入りっぱなしになるトラブルも見聞きします。

それにはいくつかの理由が考えられます。

(1)水洗い桶の塩分濃度が高い。

→大人数の洗い場ではほぼ海水だったりします。

(2)水洗いした後に、BC袋内部に残った海水をインフレーターボタン部から出している。

→また海水が通りますから、水洗いが無意味になります!

先に出すか、別の排気バルブから出しましょう。

(3)ダストキャップ内に海水や塩分、腐食が残っている。

→海から上がって、タンクからレギュレータ外して、すぐにこのキャップを取り付けてはいけません!
(レギュレータのダストキャップと同じ考えです。)



しかもキャップをつけたまま水洗いしたり、濡れたまま保管すると
腐食等が著しく進む環境になります。





トラブルの原因で意外とこの(3)パターンが多いのではないかと想像しています。
ご注意ください。

ちなみに私はこのBC用ダストキャップを付けたことがありません。


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