ダイバーの方であれば、肺の過膨張障害(エアエンボリズム、気胸、縦隔気腫、皮下気腫等)は治療が難しく場合によっては死に至る、ということはよくご存知だと思います。
そのために、浮上中は「呼吸は止めずに続けて、ゆっくり上がる」ことを実践していると思います。
ちなみに浮上スピードについては、「1分間に10M」が主流ですので、
5Mから水面まで約30秒かけて浮上するのが良いとされています。
ダイブコンピュータのスロー警告表示が出なければ大丈夫、という段階からもう1歩
進んで、一度5Mから水面までの経過時間を計ってみてください。
30秒って結構長くて、多くの方が大事なルールを守られていないと思われます。
正直、色んな海で出会うダイバーをみていると、
浮上スピードの速いダイバーが非常に多いと感じます。
フィンを強くけりすぎてというよりも、昨今のウエイト軽量至上主義により浮力で身体が
持ち上げられたり、BCのエアが抜けていなかったりで、スピードがコントロールできていない
ケースがほとんどです。
(インストラクター・ガイド含む)
ところでPADIの最新オープンウォーターマニュアルにはこのような記載があることはご存知でしょうか?
(昔から同じ内容ですが)
「1メートル程度のほんのわずかな圧力変化でも息を止めて浮上すると肺の過膨張障害が生じる恐れがあります。」
言い換えれば、浮上時に水深1mから水面まで行く間に息を止めただけで、
障害の可能性があるということです。
水深1mの所でそういった意識はありますか?
もちろん可能性は少ないのでしょうが
それを自分には関係ないし大丈夫と取るか、少しでも可能性があるのであればそれを潰そうと考えるかで
安全度は大きく変わってきます。
実際に上手なダイバーは、同じ1Mでも浅い所の方が圧力変化は大きく、より危険であることを
よく知っているので、浅い所になればなるほど浮上スピードだけではなく呼吸にも気を付けています。
実は、浅い所(水深1~2M)での浮上中は基本大きく吸い込むことはなく、息を吐きなが
ら(吐くこと重視で)浮上しているのです。
そして、フィンキックを止めれば水深1Mでもすぐに止まれる浮力調整をしています。
肺の過膨張障害を防ぐのはもちろん、水面の危険物への衝突リスクも避けられます。
上手なダイバーは単に「呼吸しながらゆっくり浮上する」初心者ダイバーさんとは少し違うことをしているかもしれません。
詳しいことはぜひ身近なベテランダイバーやインストラクターさんに聞いてみてください。
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