これは割とよく聞くトラブル事例なのですが、容易に100%防げる事故です。
知らないor忘れているダイバーも多いため、周囲の方々も含め再度徹底をよろしくお願い致します。
【DAN事故報告事例】
その日2回目のボートダイビングで、タンク装備を着けてエントリー。その後水面移動し潜降した。
しばらくは問題なくダイビングできたが、水深10m付近で突然空気が吸えなくなり、意識が朦朧となった。
インストラクターが気付き、アシストしてボートに上げ酸素を供給し、港で救急隊に引き継ぎ、医療施設での医師の診断で、浸漬性肺水腫と診断を受た。
【原因】
タンクのバルブが「半開き」であったために、一定の水深までは空気が供給されたが、水圧が高くなったために、空気の供給が停止。
事故者は、それでもレギュレータから呼吸をしようとしたため、肺が陰圧になり、肺胞に体液が浸潤し呼吸困難になったものと思わる。
今回はすぐに気付いた人がいたので大事に至らなかったが、さらに大きなトラブルになる事例も少なくない。
という事故例です。

ではどのように対策すれば良いか考えました。
●ダイビングでの「バルブ全開」確認は、事前点検における最重要項目と考える
●ボートスタッフがバルブを閉めている可能性まで考え、背負う直前も確認する。
●バルブが半開きでもゲージ残圧はタンク残量を正確に示すため、ゲージをみて大丈夫だと判断してはいけない。
●潜水前にレギュのパージボタンや呼吸確認をするときに、同時に必ずゲージの針が動かないか確認する。(針が動いたら異常アリ。潜水中止)

私はゲスト全員のタンクバルブ全開確認を、自分の手で必ず行いますが、年に1件程度は、全開になっていないことがありました。
ミスで多いのは、バルブを半開きにしたときに「シュッ」という音でバルブを開ける行動を止めてしまうパターンです。
このときにゲージを見たり、他に気が散ったりすると全開を忘れてしまうのでしょう。
あとはバルブを戻しすぎている(一切戻す必要無し)ケースや、開ける方向が分からなくなって逆に閉めてしまった事例もありました。
初心者の方はもちろん、ベテランダイバーも慣れて慢心してきたときが要注意と、お互い肝に銘じて、今年も安全ダイビングで楽しみましょう♪
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